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論文

Spallation and fragmentation cross sections for 168 MeV/nucleon $$^{136}$$Xe ions on proton, deuteron, and carbon targets

Sun, X. H.*; Wang, H.*; 大津 秀暁*; 櫻井 博儀*; Ahn, D. S.*; 合川 正幸*; 福田 直樹*; 磯部 忠昭*; 川上 駿介*; 小山 俊平*; et al.

Physical Review C, 101(6), p.064623_1 - 064623_12, 2020/06

 被引用回数:5 パーセンタイル:52.72(Physics, Nuclear)

理化学研究所RIビームファクトリーにて逆運動学法を使用し、核子当たり168MeVの陽子, 重陽子, 炭素イオン入射による$$^{136}$$Xeのスポレーションおよびフラグメンテーション反応からの同位体生成断面積を測定した。炭素イオンの場合は全運動エネルギーが高くなるため、質量数の小さな同位体の生成断面積が大きくなった。また、今回新たに測定されたデータを以前により高い入射エネルギーで測定されたデータと比較することで、同位体生成断面積の入射エネルギー依存性を調査した。さらに、測定データをPHITS, SPACS, EPAX, DEURACSの計算値と比較した。本研究で測定したデータは、理論計算の良いベンチマークになると考えられる。

論文

First order phase transition of expanding matter and its fragmentation

近角 真平*; 岩本 昭

Physical Review C, 65(6), p.067601_1 - 067601_4, 2002/06

 被引用回数:3 パーセンタイル:21.48(Physics, Nuclear)

膨張運動する物質内の不安定性及びフラグメンテーションを拡張した周期的境界条件を課した分子動力学(膨張物質モデル)で調べる。膨張物質の満たす状態方程式はその膨張運動のために熱平衡状態のものと異なる性質を持つ。膨張物質モデルは膨張物質の時間発展を行い、その各時刻の圧力,温度などを計算できるモデルであり、膨張運動速度をパラメータにすることでこれらの熱力学的量の膨張速度に対する影響を系統的に調べることができる。特に密度変化に対する温度変化は熱平衡系の液相気相相転移との関係が興味深い。本研究では膨張物質モデルによって温度の密度に対する時間発展を調べるとともに、熱平衡状態の厳密な液相気相共存線をGibbsアンサンブル法を用いて計算している。液相気相共存線は熱平衡においては不安定性の境界である。しかしながら、膨張速度が速い、すなわち熱平衡から離れた状態においては系の不安定領域は異なる境界を持っている。膨張物質モデルの準静的極限では液相気相共存線内で温度が一定になることが確かめられた。これは1次相転移の特徴である。一方、膨張速度が速い場合は膨張に伴う密度揺らぎが共存域に入ってからもしばらく発生せず、系の一様性が維持される。すなわち、膨張運動が系の不安定性を抑制していることがわかる。系の不安定性はフラグメント生成として発現する。フラグメント質量分布は膨張速度と初期温度に依存する。膨張系から生じるフラグメント質量分布はbimodal指数分布になることが知られているが、本研究ではその小数フラグメント部分がパワー則とみなされる可能性に言及している。

論文

Quantum molecular dynamics simulation of expanding nuclear matter and nuclear multifragmentation

近角 真平*; 丸山 敏毅; 千葉 敏; 仁井田 浩二*; 岩本 昭

Physical Review C, 63(2), p.024602_1 - 024602_10, 2001/02

 被引用回数:20 パーセンタイル:73.84(Physics, Nuclear)

重イオン反応におけるフラグメント質量分布はSpectator領域とParticipant領域でそれぞれ特徴的な分布を示すことが実験的に知られている。分布形成の機構にはフラグメントの源が本質的な働きをしていると考えられるが、その状態は有限性のために複雑であり、どの要素がフラグメント生成機構に本質的な役割を果たしているかを知ることは困難である。そこで本研究ではフラグメント源の状態を理想化したものとしてQMDを基礎とした一様膨張核物質モデルを導入しフラグメント生成機構の本質を明らかにする。遅い膨張はspectator領域に、速い膨張はparticipant領域に対応させることができて、膨張速度を変えることで両者を統一的に研究することが可能である。膨張は飽和密度から一定速度でスタートして、十分に希薄になった段階で生成しているフラグメントの質量分布と膨張速度及び初期温度の関係を考察する。シミュレーションの結果、膨張速度を変化させることでspectator領域からparticipant領域への典型的なフラグメント質量分布を再現できることが確認できた。とくに遅い膨張速度では臨界温度以下でもspectator領域に特徴的なパワー則が現れることが見いだされ、液相気相相転移とは異なる機構でパワー則が現れることを示した。

論文

QMD simulation of expanding nuclear matter

近角 真平*; 丸山 敏毅; 仁井田 浩二*; 岩本 昭

Physics Letters B, 476(3-4), p.273 - 278, 2000/03

 被引用回数:10 パーセンタイル:51.91(Astronomy & Astrophysics)

QMDを用いた動的シミュレーションで核物質を研究する。無限一様核物質を周期的境界条件で扱い、動的に密度を変化させる。無限系の非平衡過程をシミュレートすることで重イオン反応のフラグメンテーション生成のメカニズムを調べることを目的としている。核物質を高密度から低密度へ動的に変化させることで密度とフラグメントの関係を得る。

論文

Fragmentation of methyl formate following carbon 1s electron excitation

関口 広美*; 斉藤 則夫*; 鈴木 功*; 関口 哲弘

Atomic Collision Research in Japan, (23), p.80 - 81, 1997/00

凝集ギ酸メチル(DCOOCH$$_{3}$$)からの光刺激イオン脱離反応においていくつかの共鳴励起によりフラグメントイオン収量が増加することが観測されている。本研究はそれが表面反応に特有なものであるかどうかを確かめる目的で気相DCOOCH$$_{3}$$分子の光分解実験を行った。実験は電総研TERAS放射光施設おける軟X線ビームラインの飛行時間質量分析装置を用いて行った。表面反応ではC$$_{1s}$$(C-D)$$rightarrow$$$$sigma$$$$^{ast}$$(C-D)の励起でD$$^{+}$$収量が大きく増加したが、気相反応ではそれほど増加しなく、一方でC$$_{1s}$$(CH$$_{3}$$)$$rightarrow$$$$pi$$$$^{ast}$$(CH$$_{3}$$)励起でD$$^{+}$$収量は減少した。気相では単分子反応が起こり中性化が起こらないため量子収率の変化は分子の分解による収量減少という形で表れる。それに対して、表面反応では中性化反応が起こるため量子収率の変化は表面分子の励起状態での反発性を反映して収量増加という形で表われる。上記の結果は光刺激イオン脱離法が表面敏感な分析手法であることを示している。

論文

Isotope effect on fragmentation and kinetic energy of fragment ions from carbon dioxide preduced by elctron impact

井上 美弥子; 団野 晧文

Japanese Journal of Applied Physics, 3(12), p.761 - 766, 1964/00

 被引用回数:5

抄録なし

口頭

レーザー切断時に生じる原子・微粒子のレーザー分光

宮部 昌文; 山田 知典; 柴田 卓弥; 伊藤 主税; 大道 博行; 長谷川 秀一*

no journal, , 

廃炉ではレーザー切断技術の利用が期待されているが、切断時に発生するヒューム等による環境汚染が懸念されている。そこでヒューム中の原子や微粒子の生成機構やその特徴を明らかにし、その核種組成を迅速分析するため、レーザーアブレーションに伴う原子発光分光や、発生した微粒子を光フラグメンテーションにより原子化する実験を行なった。半導体レーザーを$$^{40}$$Caの共鳴吸収波長に同調させ、透過光強度の時間変化をオシロスコープで観測すると、アブレーション後数ミリ秒で、原子の消滅に伴う透過光強度の回復が観測された。さらに50ミリ秒後にフラグメンテーションレーザー光を、試料に当たらないよう注意しながら、残留する微粒子のプルームに照射すると、再び原子吸収による透過光のパルス状の減衰が観測された。この減衰パルスはアブレーション光を遮断し、フラグメンテーション光のみを照射すると現れないことから、分解された微粒子由来の信号であることが確かめられた。本研究により、レーザー切断等で発生する微粒子の再原子化によるオンライン分析の可能性を示すことができた。

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